家庭教師ヒットマン
□跳ね馬
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「あれは一番衝撃的だったな」
ディーノが笑いながら言う
『そうですね…』
「早くいいやがれ」
リボーンがディーノを蹴った
『あるファミリーが行っているショーにでたんだ。もちろん普通のじゃない。』
「本来は女性がやるんだけどな。だが、どの女性よりも、一番人気だったな」
『それはどうも』
「それで?」
雲雀くんが私のことに興味をもってるぜ
「ちょうど、俺達がたどり着いたときに、まぁ、あれだ。その…」
『そのファミリーのボスに襲われかけて、ディーノに助けられた』
呼び出され、そのときにベッドに押し倒されたときは焦った
「助けられたのになんで嫌なんだ?」
『人前で泣いたのが初めてだったからだ。』
リボーンは意味が分からないとでも言いそうだ。
「流石に怖かったのか泣きついてきてさ、そのあとしばらく一緒にいたんだが、一週間くらいしたら、金置いてどっか行ったから、心配したんだぜ」
『私は殺し屋だというのに、弱みをよく知りもしない相手に見せた。人生の中で一番の恥だ。』
「あ…あの、 柳ヶ原先輩って、いつから、殺し屋をやってるんですか……?」
『8〜9ぐらいからだな。』
「「え?!」」
「 零斗、まさか親とかいないのか?」
ディーノと綱吉は反応がでかいな
『私は親を知らない。それに、私は六道 骸と同じ、研究所育ちだからな』
「初耳だな。てことは、お前も妙な力があるのか?」
『骸には、キスのそれがそうなんじゃないかって言われた』
以前リボーンにした
キス
「あれは呪いのようにも思えるぞ」
『そうかもしれないね。…て、よく考えなくとも、闇の守護者ってどうやって力をつけるんだ?』
「何もしなくていいんじゃないか?」
何気なくディーノが私の頭を撫でてきた。
手の大きさがちょうどいい
ディーノには良い印象がなかったが、好印象がもてそうだ
「……」
『♪』
「おい、ディーノ。 柳ヶ原は男だぞ。」
「いや、分かってるんだが、こう…弟ができた気分というか…ずっと撫でていたい心地よさっつーか…」
「僕の目の前で群れないでくれる?」
トンファーがこっちにきたので避ける
ディーノに直撃