学園アリス
□後
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アリス学園
病院ではちょうどみかんが目を覚ましていた
「そういえば、先輩はどーなったん?ナルミ先生」
みかんが聞くと、ナルミは暗くなった
「まだ見つかってないんだ」
「「え?!」」
棗が質問する
「あいつは何者だ?」
「彼は君たちと同じアリスだよ。高等部のね」
「「高等部?!」」
そんな風には見えなかった
「彼は昔は一年に一度記憶を失うようになっていた。でも、今は三ヶ月に一度ぐらいのペース。」
「ペルソナとの関係は」
棗はずいずいと聞く
「…そうだなあ…ちょうど棗くんと陽ちゃんかな。」
「「は?」」
「つまり、先輩と後輩。」
みかんがあっ!と声をあげた
「だから仲ええの?」
「どうかな。なんせ、 祭寺くんにはその記憶もないんだ。自分の親も、友達も、誰も分からない。 」
「じゃあ、何故顔を隠すのですか」
「初等部のときに、彼は自分の顔のことでイジメられて、記憶にはもうないのに、それ以来他人の顔にならないとまともに話しも出来なくなってしまったんだ」
「そんなに酷い顔やったん?火傷とか…」
そんなは話しをしていると、
足音が聞こえた
何があったのかと困惑するみかん達
すると、ドアが開いた
ペルソナが入ってきた
「ナルミ。 祭寺の様子が急変した。すぐに来い 」
「先輩見つかったん?!」
みかんが聞くが無視
「すぐ行く」
ナルミはみかんの病室を出た
もちろん、好奇心旺盛な初等部一のトラブルメーカーこと、佐倉みかんは
ほおっておくわけもなく