PSYCHO-PASS

□記憶
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槙島side


標本事件のときのことを思い出しかけている祭寺

これはまずい
もし本当のことを思い出したら、彼は最大の敵になってしまうかもしれない

なんせ、
彼は権力の塊だ

だがそんなことより、彼は気に入っている

手放したくない

とりあえず睡眠薬でもとってこよう

後のことは後で考える
















そう思っていたのに










戻ってきたらいなかった

いたのは彼女

「…おかしいな、 …マリアさんがいたはずなんだが。 」

「あら槙島先生」

「マリアさんは? 」

「とても綺麗な素材…少し興味があったの。逃げられてしまいましたわ」

まさか…
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