□第七夜 灰燼のフロンティア
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<後書き>


どうも、よんです。

というわけで第七夜の後書きでございます。


■灰燼のフロンティア

フロンティアは「辺境」や「未知の領域」ですが、サブタイ的には「古いものが綺麗さっぱり失くなった後の新しい世界」みたいな。まあ「いろいろ新しいことが始まるよー」くらいの意味でございます。


■水の森

その「新しいこと」。デジタルワールドだしこんくらい突飛なことやってもいいじゃんね?っていう開き直りです。
戦いの最中に移り変わる戦場、っていうのをなんかやってみたかったんです。
「枯れた」って過去形なのは伏線だったんだよ!って強がってみる。本当はこじつk……げふんげふん。


■エルドラディモン

まんま聖なる都のあれです。
分かってる。分かってるんだ。地下に埋まってた亀が水源をせき止めたから湖と森が枯れた、なんて。大分無茶な設定だってことくらい……分かってるんだ!
デジタルワールドだからいいじゃない、って言っちゃえば元も子もありませんが、リアルとフィクションのバランスって難しいですね。
SFやファンタジーはリアルな科学で土台を固めてこそ輝くものだとよんは思います。思っていても実践できなきゃ意味はないですが。

ちなみに埋まってた時は冬眠みたいな状態だと解釈いただければ幸いです。


■ダークドラモン

前回何だかよくわかんないまま終わって今回何だかよくわかんないまま始まった奴。
随分後(12-2)になってようやくこの時の心情が語られますが、よくよく考えたらヒナタを始末しようとした理由には劇中で一切触れてなかったことに今更気付きました。
かい摘まむと「ベルにはもう期待してないからお前も余計なことすんな(させんな)」って話なんですが。最初歓迎したのはベルin氷の正体を知るヒントになると思ったから、でもリリス様がいろいろ教えてくれたからもういいやって感じ。
要するにまあ「ヒナタのピンチはリリス様のせい」ってことですね。


■リリスモン

そんなはた迷惑な女帝陛下。こっちもほったらかしでした。前回のヒナタへの目配せの意味は「多分この後ピンチになるからお逃げ」みたいな。ヒナタ共々「わかるか!」って感じでしたね。
そして言うだけ言って今回でご退場でございます。ここから長らく出番なし。リリス様の更なるご活躍(ちょっかい)に興味を持っていただけた方は第十五夜までお付き合いくださいませ。


■ヒナタ

そして無事ピンチを脱してたヒロインさん。ここへ来てようやく「音」の伏線を回収。それはなんと「デジメロディ」!そう!クロウォに乗っかった設定だー!
正直言うと初期のプロットにはまったくなかった設定です。まあ「終始巻き込まれただけのパンピ」って初期プロットのほうが無茶だったんですが。


■レイヴモン

今回で正体が明らかになった忍者さん。平たく言えば「インプモンってなんなん?」ってことを調べに来ていたわけでございました。
ベル様のピンチに「あんな役立たずもう知るか」ってなダークドラモンに対して彼のスタンスは「どうにかお助けしたい」で互いに思いがけず意見が割れてたねって話です。
ところで最後のページで彼が言いかけた「あれから三度の」は「三回進化した」ってだけです。「ベルゼブモンと出会った時はまだ成長期だったから今の自分を見ても気付かないだろーなー」って言いかけて「進化してなくてもそもそも自分のことなんて覚えてもないかー」って思い直した、っていう台詞でございます。
読み返してみると思っていたよりわかりづらかった気がしたので解説してみました。今更でございます。

というかまあ、今回はいろいろ言葉が足りなかったかなーって気が大いにいたします。
細かい心の動きを一々追っていたのではキリがないしそもそも文章として不格好、と思って割と省略していたのですが……省略し過ぎだったかもしれません。いや、どうなんだろう。小説って難しいですね。


とまあ、言い訳と反省だらけですが、こんな駄文にここまでお付き合いくださいましてどうもありがとうございました。今回の後書きはここまででございます。

そして次回は折り返し地点の第八夜。後にも先にもここほど反省が必要なところはないのですが……よろしければどうぞお付き合いくださいませ。

では、というところで、ごきげんよう。
よんでした。
 

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