□総括:前半
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<キャラクター>

本作の第二のヒロインとして投入された彼女ですが、実はラーナモンは初期のプロットでは人間じゃなく純粋なデジモンにしてしまえという案もありました。騙されていた選ばれし子供、ではなく元からアニメまんまの悪の闘士。後書き等でもお話ししたのですが、ベルゼブモンに一目惚れしてころっと寝返るというとんでもないキャラでした。今考えてもうざそうなキャラです。
劇中でのベルゼブモンに対するマリーの態度はその名残ですが、具体的に恋愛感情と呼べるものまで抱いているかはあえてその辺りの描写をスルーしました。ご想像にお任せしますということで。

ちなみに旧ラーナモンから現在のマリーへの変更点として、性格的に一番大きなところは実はヒナタへの態度。
初期のラーナモンは最後までヒナタには刺々しい感じでした。一方的に恋のライバル的に敵視するという、二度目ですがとてもうざそうなキャラ。「恋は盲目」的な感情だけで突っ走るキャラってそもそもよんは大の苦手なのですが。我ながら一体何を考えていたんでしょうね。

どちらかと言えば男女の恋愛より同性の友情のが書いてて好きってなよん。
そんなわけで生まれたのが現在の「ヒナタと仲良くなるマリー」だったのです。


<選ばれし子供>

中学二年の夏休み最後の日にホーリードラモンからのメールを受け取り、デジタルワールドに召喚された選ばれし子供。水のスピリットに適合する十闘士の後継者です。
実はホーリードラモンは数百通のメールをばらまいており、それに答えた数十人の子供を片っ端からデジタルワールドに呼び寄せ、スピリットとの適合をテストしていたのです。その中で三つのスピリットにもっとも適合したのがマリーたち三人であり、他の子供たちは僅か半日足らずでリアルワールドに返されていました。勿論半日とはいえ数十人の子供が消えたわけですので向こうは向こうで大騒ぎです。

裏設定的には実はスピリットへの適合を示したのはマリーたちだけというわけではなく、多かれ少なかれ適合した子供たちの中で一番適性の高かったのがマリーたちというだけ。
もっと時間を掛けて多くの子供たちの適性をテストすれば、あるいはマリーたちよりもスピリットに適合する子供はいたのかもしれません。
言ってしまえばマリーたちもヒナタ同様に“たまたまそこにいた”だけ。偶然と呼ぶか運命と呼ぶかは受け取るもの次第なのです。

ちなみに最後にどうでもいい設定として、スピリットエボリューションのポーズは左手にデジコード、右手にディースキャナを構え「スピリット……」で腕を真っ直ぐ前に伸ばして胸の高さでスキャンを開始、「エボリューション!」の掛け声で左手は下へ、右腕は上へと振り上げます。真上へ伸びるデジコードは「噴水」と「新体操のリボン」のイメージです。
うん、どうでもいい設定でしたね。


<ラーナモン&カルマーラモン>

人間での状態に先んじて登場した水の闘士です。ラーナモンはヒナタいわく「半魚人みたいな子」。意味的にはラーナってカエルですが。

ラーナモンは公式絵とアニメで細部のデザインが少し違うのですが、うちでは公式寄りでイラストを描いております。具体的にはアニメのラーナモンにあった眉毛と白目を描いておりません。その代わり睫毛をわさっと描いて眉毛代わりにして表情を付けております。睫毛と言えば睫毛だけど眉毛っぽくもある微妙な感じにしていますが。
ついでに、アニメにも公式絵にもちゃんとあるけど何となく鼻は省略しちゃいました。

カルマーラモンは基本公式そのままですが、仮にも主役側なのでちょっとだけ美人めに。でも描いてて思いましたが、そもそも表情とポーズ次第ではそこまでアレでもないって気がします。よんのセンスがおかしいのでしょうか。意外と可愛くない?

能力的にはどちらも公式基準です。周囲の水を操るラーナモンの能力もまあ、一応フロンティアでそんなようなことをしていたので。


>>キャラクター総括:【アユム】
 

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