森の名作文庫

読書の秋にピッタリの作品をご紹介します。

夏目漱石著
『こゝろ(こころ)』

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『こゝろ』(こころ)は、夏目漱石の代表作となる長編小説。

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あらすじ

時は明治末期。夏休みに鎌倉へ旅行をしていた「私」は、避暑のために同じく鎌倉に来ていた「先生」と出会い交流を始め、鎌倉を引き上げ東京に帰った後も先生の家に出入りするようになる。先生は奥さん(「下」におけるお嬢さん)と静かに暮らしており、世間との交渉は薄い。先生は私に向って何度も謎めいた、そして教訓めいたことを言うが、私には不得要領に終ってしまう。とうとう私はこらえきれずに、先生に過去を打ち明けるように迫った。先生は来るべき時に過去を話すことを約束した。

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登場人物

「私」「私」
この話の主人公。先生と呼ばれる人物と運命的に出会い、彼の秘密を知ることになる。

「先生」「先生」
この話のもう一人の主人公。いつも何かに心を捉えられているかのような危うさを持っている。「私」という理解者があらわれたことで、その心髄を告白することに…

「K」「K」
「先生」と同じ大学、同じ下宿にいる学生。実家から勘当されている。

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■スタッフよりおススメの一言デストロ

「―――君、恋は罪悪ですよ。」

千円札といえば夏目漱石!
『吾輩は猫である』『坊っちゃん』など有名な作品が数々ありますが、私の中では「こころ」が一番印象に残っています。
こころは『先生と私』『両親と私』『先生と遺書』の三部構成で、なりたっています。
「私」と「先生」の出会い、「先生」が「K」に寄せる理想や複雑な思い。
今ふたたび大人になって読んでみると学生時代には分からなかった葛藤などが身にしみてきます。(デストロ)

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