『吾輩は猫である』は、夏目漱石の代表作となる長編小説。
「吾輩」
主人公の猫。珍野家で飼われている。本編の語り手で、名前は未だない。人間の生態を鋭く観察したり、猫ながら古今東西の文芸に通じており哲学的な思索にふけったりする。人間の内心を読むこともできる。
「三毛子」
隣宅に住む二絃琴の御師匠さんの家の雌猫。主人公の事を「先生」と呼ぶ。
「珍野苦沙弥」
ちんの くしゃみ。猫の飼い主で中学の英語教師。妻と3人の娘がいる。偏屈な性格で胃が弱くノイローゼ気味である(漱石自身がモデルとされる)。
■スタッフよりおススメの一言
「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」
「こころ」が大反響だった夏目漱石の処女作を今回はプッシュしてみます。あまりにも有名なこのフレーズ。すごく可愛いですよね。猫視点での人間ウォッチがとてもシニカルな感じがして不思議な感覚です。(デストロ)
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