パラレル√ライフ
□１６
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
「だー！てめーいい加減にしろ！しばくぞ！！」
「ちょ、た、たんま！」
ドガッ――――
美華「ピクっ な、何事！？」
ガラッ――
森山「ってて･･･あ、やぁ美華ちゃん」
美華「も、森山先輩！･･･い、今の音は？」
森山「あぁ俺が笠松にしばかれた音だ」
美華「（なんというか･･･本当にこの人なんなんだろう）」
森山「笠松もそこまで怒らなくてもいいと思うんだがな」
美華「な、何があったんですか？」
森山「いやさ俺、本当は別の部活の部長だったんだよ。まぁゲームにはまってからはゲーム部を立ち上げて部活をしていたんだが、どうもそれが笠松のカンに障ったらしい。男なら自分の部活を貫けと･･･ったく本当に男気があるだろう？」
美華「それはその人愚痴のを言ってるんですか？それとも尊敬してるんですか？」
森山「半々だな。」
美華「な、なるほど･･･」
森山「あと、ゲーム部を作るくらいなら赤司んとこ行ってやれと言われてな。死んでも嫌だから元々俺の得意分野としていた部活に戻ることにする」
美華「（赤司くんんんんん）」
森山「ところで美華ちゃんはこんな所で何をしているんだ？･･･ハッ！もしかして俺に会いにきてくれたのか？やはりこれは運命d―――」ドガッ――
「あーもー！一人で突っ走んでじゃねーよ！つーか此処にきた時点で俺に会いにだろーが！！」
森山「な、笠松！も、もしや笠松も美華ちゃんの事を狙って―――」
「頼むから日本語の勉強を･･･いや人間の勉強をしに幼稚園か土に帰ってくれ」
森山「酷っ！」
美華「あのー･･･ど、どちら様です？」
笠松「な、お、お、女！？」
森山「なんだ笠松、気づいてなかったのか」
笠松「つい条件反射で」
美華「一応、戸籍上の性別は女です･･･ちょっと淋しいお胸ですが」
笠松「っ////お、女む、胸とか言ってんな」
美華「あの、貴方は？」
笠松「お、お、俺は、しょ、しょど、書道部主将の3年、か、笠松幸男だ」
美華「主将！カッコイイ！！あ、私は柑美華です、よろしくお願いします笠松先輩」
笠松「お、お、お、おう！」
美華「笠松先輩ってかっこいいですね」
笠松「は、はぁ！？」
美華「着物にハイソックスなんて･･･凄いです！」
笠松「い、いいだろ、別に」
美華「私、書道部に入ろっかなー」
笠松「頼むからやめろ」
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
先輩、凄いカッコイイ！着物にハイソックス似合ってるなー
続く
。