1年目も2年目もはがむしゃらに毎日手紙を書いた
3年に僕の手紙は文学の域に達した
4年目は僕の手紙がポエムになり、本になった
5年目にプロポエマーになれた、
6年目体を壊し、7年目に完調した
8年目の僕は変わらず、君に手紙を書き続けている
9年目、僕は事故にあった
記憶が消えてたが
君が好きな事だけは覚えていた

10年目も11年目も記憶は戻ってこなかった
12年目も13年目も記憶は戻ってこなかった
それでも僕は手紙を書き続けた。
ただただ返事が欲しかった

14年目は、毎日が怖くて不安でひと目でいいから君が見たかった
15年目に記憶が戻った、全部思い出した。
15年前、君が死んだことを

それでも僕はキミに手紙を送り続けた。そんな16年目―――


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最終更新日 2016/02/07




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