パラレル√ライフ

□15
1ページ/1ページ


美華「そういえば、あのガングロの名前聞いてない・・・まぁ必要でもないな。」


コトンッ―――
「今月はここに置こうかな、」

美華「うわー綺麗な花!」

「クスッ、そう言ってもらえて嬉しいよ。実はそれ、俺が生けたんだ」

美華「へぇー、凄ーい!」

氷室「あぁ、名前がまだだったね、・・3年華道部の部長をしている氷室辰也。宜しくね」

美華「あ、私、柑美華です!宜しくお願いします」

氷室「君が噂の転校生、だよね?」

美華「噂かどうかは別として転校生です」

氷室「失礼、青峰に喧嘩売ってたと噂の転校生ちゃんだね」

美華「青峰って誰ですか?ハッ、もしやあのガングロ!?」

氷室「本当に喧嘩売ったんだんだね」

美華「すみません。なんせあのガングロすげームカつくもので・・・」

氷室「ストレートな子だね色々、まぁ俺は好きだけど」

美華「(ストレート・・・?感情がってこと?)」

氷室「ねぇ美華ちゃん、」

美華「はい、なんですか?氷室先輩」

氷室「俺さ、キミみたいな子好きなんだ・・・だから華道部に入らないかい?」

美華「今時のホストでも言わないような勧誘の仕方やめてください。」

氷室「クスッ、」

美華「(え、笑われた!?)」

氷室「あ、ゴメンネ。今まで女の子に誘いを断られた事がなくって」

美華「(なんなんだろう。この人は)」

氷室「美華ちゃん益々魅力的だよ。ねぇ一緒に華道しよう?ちゃんと一から教えてあげるから」

美華「嫌です。私、正座長時間できないですもん」

氷室「なら、茶道も書道も無理だね、残念」

美華「茶道はお菓子食べたいから頑張ります!」

氷室「現金だね」

美華「書道は・・・詳しく分からないけど頑張ろうと思えるなら頑張ります!」

氷室「その努力、華道にも向けてくれないかな」

美華「私、氷室先輩みたいなちょっと大人なせくしーな人苦手なのですみません」

氷室「sexyの事言ってる?というかもっとオブラートに包もうか。いくら俺でも傷つくよ?」

美華「先輩モテそうですもん、もっと可愛い胸のデカイ女の子を口説いてください、ではさよなら」

氷室「(なんで胸?)」
 というか女の子に主導権を握られるなんて何年ぶりかな・・・面白い子、クスッ


==========================================
泣きボクロのせくしーな先輩にちょーっとお胸の寂しい私は似合わないと思う!


続く

 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ