パラレル√ライフ
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美華「ふふー楽しかったなー」にこにこ
「えらくご機嫌だな、」
美華「へ?あ、えっと・・・」
福井「どーも、漫画研究部の部長してる3年の福井健介」
美華「は、初めまして柑美華です!きょ、今日転校してきて・・・その・・・・・・」
福井「んな緊張しなくていいから。あと俺の目つきの悪いのは元からで怒ってるとかじゃねーから」
美華「な、なら良かったです」ホッ
福井「あんさ、部活まだなんだろ?」
美華「まだ決めてないです」
福井「漫画研究部に入部しろとはいわねーからちょっと忙しい時だけでも手伝ってくんね?」
美華「い、いいですけど大変なんですね」
福井「まーな。暇だった時に適当に雑誌に投稿したら入賞してさ今、連載してるらしい」
美華「へー・・・って連載!?」
福井「あぁ」
美華「れ、連載ってプロじゃないですか!何部活でしてるんですか!!」
福井「あーなんでだろうな」
美華「(ふ、福井先輩って・・・;)」
福井「連載連載って言っても俺は雑誌の見たことねーし。・・・たまに単行本で俺のとこに来るくらいで」
美華「漫画が単行本なんて、それ連載より凄いですよ」
福井「へー」
美華「福井先輩って凄い有名人だったんですね、知らなかったです」
福井「そんな事ねーよ、だって誰も連載って事を信頼してくれなかったし」
美華「え、」
福井「おかげでアシスタントとかも集まらねーし」
美華「でも!雑誌を見せれば」
福井「見せたら『いい加減にしろって騙されねーから』って笑顔で返された」
美華「よ、よくそれでここまで来れましたね」
福井「本気で締切が間に合わねー時は、数少ない信じてくれた奴に頼み込んでなんとか・・・」
美華「あ、あの話変わるんですけど福井先輩ってどんな漫画を書いてるんですか?」
福井「恋愛漫画。俺恋愛した事ねーけど。」
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本当によくここまで来れたな、この人!
続く
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