パラレル√ライフ

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美華「うわー本当にいろんな部があるんだな、しかもちゃんと部室まであるしってアレは・・・ゲーム、部?」
 ボードゲーム部があるにも関わらずまた別にゲーム部なんて、一体どう違うんだろうか?それとも色々とマニアックなのだろうか・・・とりあえず一言言えることはここまで来ると凄いよカラフル学園。うん。いや本当に!

ってな訳でちょっと覗いてみようかなー・・・?




ガラッ――ー
美華「こ、こんにちはー誰かいますかー?」


ピコピコ―――
「・・・」

美華「っ」
うわーカッコイイ人だな。緑間くんまではないけど綺麗な緑色の髪の毛に長いまつげにメガネに、あとヘッドフォン・・・ってあれ、なんか私変態臭い?

「っ!?―――」

美華「あ、は、初めまして私、柑美華っていいます!こ、声かけたつもりだったんですけど・・・」

森山「すまないゲームに集中していて、こんなにも可愛らしい女の子の声が聞こえてなかったとは・・・あ、俺は3年、ゲーム部の部長をしている森山由孝だ。」

美華「森山、先輩」

森山「にしても―――」

美華「え、」
がしっ―――

森山「キミは、もしかして噂の転校生か?」

美華「う、噂かどうかは知らないですけど・・・その、今日転校してきました」

森山「転校生とは女の子だったんだな、俺としたことがてっきり野郎だと思い勧誘なんかするだけ無駄と一人ゲームにのめり込んでしまっていたようだ」

美華「えっと、その・・・」

森山「わざわざこんな所まで来てくれたんだ、ゲーム部に、いや俺に興味を持ってきてくれたのか?」

美華「いろんな部活があるんだなーと思って・・・って俺に興味!?」

森山「あぁ神様はとても親切にしてくれるんだな、赤い糸が切れないように巡り合わせてくれるんだから・・・だが、もうその糸が切れたとしても俺は手放さないから大丈夫だよ」

美華「森山先輩って本当にゲーム好きなんですね」

森山「・・・どうして、そう思うんだい?」

美華「ヘッドフォンから音漏れでなんか色々聞こえてきました。」

森山「なっ、俺としたことが女の子と話しているというのにゲームをつけたままだったとは」

美華「あの、どんなゲームをしているんですか?」

森山「パソコンで調べていたら女の子は乙女ゲームのキャラクターやそのキャラクターが言うセリフに弱いということが分かったんだ、そこで俺も乙女ゲームをしている」

美華「あの、森山先輩」

森山「ん?どうかしたか?」

美華「女の子が好きでしたら、乙女ゲームじゃなくて女の子が出てくるゲームしたらどうですか?」

森山「・・・・」

美華「あれ?先輩?」

森山「そんなゲームがあるのか!」

美華「(本当にこの人がゲーム部の部長さん!?)」

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てか乙女ゲームなんて男の人からした抵抗あるんじゃないのかな?とかいう疑問は今は胸の奥にしまっとこう。


続く

 

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