パラレル√ライフ

□1
1ページ/1ページ


美華「部活なんて、どれも同じじゃん。よし、さっさと決めてしまおうっと・・・」

「ねぇねぇ、そこのキミ!新しい転校生っスよね!!」

美華「あ、はい!は、初めまして柑美華です」

黄瀬「俺、黄瀬涼太っス、宜しく」

美華「き、黄瀬くん」

黄瀬「さっそくなんだけど、部活決めた?」

美華「部活、・・・あーいやーそのー・・・」

黄瀬「まだ、なんスね?」

美華「えっとー」

黄瀬「まだなら是非、俺んとこの吹奏楽部に入って欲しいっス!!」

美華「す、吹奏楽?」

黄瀬「楽器を合わせて演奏するの、超ー楽しいっスよ!!絶対はまるって」

美華「わ、私、演奏できないし音符読めないし・・・」

黄瀬「大丈夫!!俺が手とり足取り腰取り夜中までぴっちり体に教えちゃうっスよ」

美華「あれー?なんでだろう色々聞こえちゃいけない言葉が聞こえてー・・・」

黄瀬「ねっ?」

美華「いや、『ねっ?』とか言われても!」

黄瀬「もーしょーがないなー」

美華「(あれ、なんで私が呆れられないといけないの!?)」

黄瀬「この紙にサインしてくれるだけで、今なら俺のサインを渡しちゃうっス」

美華「あ、間に合ってます。本当に結構です」

黄瀬「即答酷っ!俺、モデルなんスよ!!」


美華「えーい、逃げちゃえっ!!」
ピョンッ―――

黄瀬「な、ちょ―――」

==========================================
吹奏楽部なんて入るもんか、べーだ!


続く


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ