憧れのキセキ

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美華「はぁ、はぁ、」

今、気づくとだけど、なんで私そんなに走ってるんだろう。
確かに合わないといけない気はするけどさ…正直な話、今何時かわかんないし。つか黒子くんが案内してくれてよくね?
私道しらねーし(ここ重要)




美華「…あぁー…も、ダメ、だ」
さ、酸素が!酸素が!畜生ー、超ーきちー…



赤司「………美華?」

美華「!」
 あれ…この声って…、

赤司「そうか、今日はあの日なのか…」

美華「赤司くn――」バッ


ギュッ―――――
赤司「振り向いちゃダメ…そのままじっとして」

美華「え、…」

赤司「今が、中学生だから……そうか、5年後。になるのか」クスッ

美華「あ、の・・・私、赤司くんに会いに―――」

赤司「僕に会いに、か。嬉しいことを言ってくれるね」

美華「だって、皆にはもう会いました!・・・あとは、」



赤司「5年後の僕に会いたいなら……早く大人になりなよ、」

美華「へ?」

赤司「もう皆にはあったんだろう?んで後は僕だけ、」

美華「あ、え、う、うん」

赤司「少しくらい未来に楽しみを残すのもいいと思うな」

美華「な、ちょ」

赤司「残念、そろそろ時間だね……」

美華「な、待って、まだ話たいことが―――」

赤司「バイバイ、」




グッ―――
美華「私、………待ってて!きっとすぐに会いに来るからっ!!」

赤司「あぁ、待ってる」



 最後煙の中に見えた彼は赤い瞳を寂しそうに揺らしながら私のことを見てくれていた。


――ぼわん











美華「…っ、ケホケホ…」

黒子「な、美華さん?」

美華「あれ…ここ…戻っ、た?」

青峰「………はぁ」

美華「え、なんで今私、ため息つかれた?」

青峰「貧乳に戻りやがった」

美華「な!畜生!!ガングロって本当成長しないね!成長してたの色気だけだし!!」プンプン

紫原「ぷぷー」

黄瀬「美華ちゃん、あの、今までのって」

美華「タイムマシンという液体を飲まされて…その、大学生のみんなに会ってきて、」

黒子「………」

美華「あ、今、電波なこと言ってるって思ったでしょ?」

黒子「! なんで解ったんですか?」

美華「人のこと電波とかいう人には教えません」

緑間「…っで、楽しかったか?」

美華「あ、うん!みんなカッコよかった」

赤司「……」

美華「赤司くん、」

赤司「ん?」

美華「私、頑張るから!」ニコッ

赤司「え、あ、あぁ」
…なにがあったんだろう。

美華「 ニコッ」
頑張って5年後の赤司くんに会うんだから!

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(なんか色々あったけど楽しかったなー)
(…そうかい、よかったね)


終わり

 

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