恋の音色
□恋色病棟
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美華「ふわぁ〜・・・さぁーてと・・・勉強も終わったし疲れたし・・・ねようかなぁ〜」
・・・・
ピロンッ
美華「もぉ〜誰よこんな時間に着信なんて・・」
【征十郎】・・・・
美華「もしもし?ったく、何よ〜
こんな時間に電話なんてどういう風の吹き回しなの
征十郎「わ、悪い・・今ちょっと風がぶり返して・・・な・・ちょっと寂しくなった・・・」
美華「・・だ、大丈夫なの・・・?」
征十郎「38度5分・・くらいだし・・ハァハァ・・大丈夫・・だろ?」
美華「・・・・・」
ガタンッ!
征十郎「ハァ・・美華?」
美華「もぉ〜!解ってるわよ!電話してくるほど寂しいんでしょ!今から行ってあげるっっ!!!」
ピッ。。。
普通に考えて『そんな微熱で美華の出る幕?』って言われるかもしれないけど・・・
そうだけど・・・
私の中の母性本能が邪魔して
気が付くと私はレジ袋片手に
走っていた。
向かう先はあいつのいる病院。
。