全力疾走委員会
□三
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美華「はぁ、はぁ・・・クソ!!なんで裏山ダッシュなんだ!この野郎!!!」
―――遡る事数十分前。
美華「さてと、まずは何すればいいのかしら・・・普通に考えたら競技についての話よね、うん。そしてあとは――」
中在家「美華、」
美華「へ?・・・あ、貴方はさっき食堂にいた、6年の」
中在家「・・・小平太が、裏山に走っいった・・・・・・委員会の後輩連れて、」
美華「はぁ!?ちょ、それ、どういう――」
中在家「小平太は、委員会の事・・・裏山ダッシュと勘違いしてるから」
美華「馬鹿じゃないの!?ちょ、私・・・連れ戻してくる!!今日は競技について話し合わないといけないの!!!」
スッ――
中在家「・・・これ、」
美華「何、これ?」
中在家「体育委員の名簿・・・恐らくバラバラだろうから、探すのは大変だ、・・・・・・頑張れ」
美華「ありがと、頑張るよ。とりあえず会議をしないと何も始まらないしね」
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美華「クソ。まじ坂死ねぇぇえ!!!」
「はぁ、はぁ・・・」
美華「あ、人みっけ!・・・って一年生!?」
皆本「・・・も、もぅ・・・死んじゃう・・・」
美華「ちょ、キミ!大丈夫?って、あぁ!キミは体育委員会一年生の皆本金吾!・・・よっしゃ確保!!!」
皆本「ふぇ?」
美華「私、体育委員を手伝うことになった走、美華!訳あって体育委員のメンバーを全員学園につれて帰らないといけない任務をもってるの」
皆本「・・・へ?」
美華「ま、詳しくはあとでね!私は、まだ時友・次屋・平、そして委員長を捕まえといけないから!」
皆本「え、えっと・・・委員長は裏裏山まで行くといってました!」
美華「よし。絶対しばく」
皆本「・・・あ、時友先輩と次屋先輩なら多分滝夜叉丸先輩と一緒だと思います、・・・僕は体力がなくてついていけなかったから、」
美華「1年なんだから無理しないの!んじゃ先に学園に戻ってて頂戴。私は残りのメンバーを捕まえに――」
皆本「ぼ、僕、滝夜叉丸先輩達に連れに行きます!体力ないしまだまだ未熟な1年生だけど、これくらいさせてください」
がしっ――
美華「カッコイイね1年生、便りになるじゃん、―――じゃー私は委員長捕まえに行くから平達は任せたよ、」
皆本「はいっ!」
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IN、裏裏山――
美華「はぁはぁ、・・・ったくなんて委員会なのこれ」
七松「おぉー美華!何してんだ?」
美華「委員長!やっと見つけた。ほら、帰るわよ!お昼に言ったと思うけど一週間後に運動会をするんだから日にちが無いの!!決めないといけない事だって沢山あるんだから話し合いを―――」
七松「・・・わざわざ探しにきてくれたのか?」
美華「当たり前でしょ、委員長がいないんじゃ話にならないわ!」
七松「・・・」
美華「ん・・・どうしたの?いきなり黙っちゃって」
七松「え、あ、いや、なんでもない!じゃー学園まで全力ダッシュだー!いけいけどんどーん!!!」
美華「あ、こら、委員長待ちやがれぇええええ!!!!!」
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IN、学園。
美華「ってな訳でやっと全員集合?」
皆本「はい!」
時友「金吾、この人は?」
美華「はーい初めまして!私は6年の走、美華!一週間後に控えた学園長の思いつき大運動会のため、体育委員を手伝うことになりました。宜しく」
次屋「美華先輩、でいいですか?」
美華「あぁ、おっけーおっけー!ジャージ女意外だったらなんでもいいわよ」
平「(ジャージ女!?)」
皆本「一年の皆本金吾です!よろしくお願いします!美華先輩」
時友「二年、時友四郎兵衛って言います、お願いします」
次屋「三年ー次屋三之助。どもっす」
平「アイドル学年・・・四年、平の滝夜叉丸です」
七松「6年、七松小平太だ!んじゃ宜しくな」
美華「(はぁ、自己紹介にこぎつけるまでにこんなに時間かかるのか・・・ここは。)」
皆本「あ、の・・・先輩、」
美華「ん?どうした?」
皆本「さっき、話合いがどうとかって言ってませんでしたっけ?」
美華「あぁ、そうそう!今からその運動会のための競技について話合いします!」
七松「何するんだー?」
平「それを話し合うんですよ。先輩」
美華「まずは、各学年対抗。次に全学年混合。最後は委員会対抗・・・っと大きく3つのくくりでしようと思うの、っで詳しい競技を少し考えてみたんだけど―――――」
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(ようやく、話合いができました!)
続く
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