ケロロ軍曹
□いつか願う物語
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我輩は今､絵本をかいているであります｡
遊びじゃないであります｡手始めに子供達から｡
侵略の一環であります｡
内容はやっぱり我輩達の地球侵略成功しかないでありますな｡
先ずはプロットから｡
ある日､地球を侵略しようと宇宙人がやってきました｡
ところが､完全に壁の一部になりきっていた緑色の宇宙人は､赤い髪の女の子にあっさりばれてしまったのです｡
｢ゲロ…思い出すと今でも不思議でありますな…｣
緑色の宇宙人はあっさり､その赤い髪のお姉さんと､宇宙人が好きな弟の､捕虜にされてしまいました｡
｢やっべー､何か我輩みじめじゃん｡｣
緑色の宇宙人には､黒色と赤色と黄色…忘れてた､青色の宇宙人の仲間がいました｡
彼らは故郷の星では有名な兵隊さんです｡
緑色の宇宙人は､仲間の中では隊長をやっています｡強くて格好良くて可愛くて皆の人気者です｡
黒色の宇宙人は､性格に裏と表があって､緑色の宇宙人以外には反抗的でした｡
赤色の宇宙人は､軍の為ならどんなひどい事でもやってのける冷たい性格でした｡
黄色の宇宙人は､頭がとてもよかったのですが人の嫌がる事が大好きな嫌な奴でした｡
…忘れてた､青色の宇宙人は､軍の邪魔者を気付かれないように死なせてしまう兵､〝暗殺兵〟でした｡
緑色の宇宙人は､自分を捕虜にしている家の男の子と友達になりました｡一緒に御飯を食べたり､一緒に遊んだり､一緒におもちゃを買いに行ったり､時には喧嘩もするけれど､とても仲良しです｡
黒色の宇宙人は､自分と同じように裏と表のある水色の髪の女の子に助けてもらいました｡それからも､庭で一緒に紅茶を飲んだり､時には大暴れをしましたが､その子と黒色の宇宙人も仲良しです｡
赤色の宇宙人は､緑色の宇宙人を捕虜にしている赤い髪の女の子と戦い､その子の強さに惚れて好きになってしまいました｡でも､愛はいつも空回り｡でも､一緒に焼き芋を食べたり､助け合ったりします｡
黄色の宇宙人は､凄く頭の良い銀の髪の男の子と友達になりました｡いつも一緒ではありませんが､譲り合い､歩み寄りをして､その少年と黄色い宇宙人なりに親しいです｡
青色の宇宙人は､忍者の女の子と家族のように仲良くなりました｡一緒にご飯を食べたり､一緒に公園の掃除もしました｡