夏、真っ盛り

□夏、真っ盛り
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「好きです!…あの、私っ」
ロロ「……悪いですけど、僕はそういった事に興味がありません」
「っ、でも!」




『ぎゃぁぁああああ!!』



ロロ「…………」
「………」
『………あれ?』
ロロ「何してるんですか」
『いや、ネコが逃げてさぁ…』
ロロ「またですか。いい加減バカな行動をとるのはやめたらどうです?」
『バカだと!?』
「……ランペルージ君…」
ロロ「はい…?」
『え、うわっ!なんつー美人!』
「ランペルージ君はその人と付き合ってるのね…?」
ロロ「はいっ!?」
『え、なにこれ』
「いいの!私、ランペルージ君がそんなイキイキした顔を見せるのはお兄さんだけだと思ってた…」
ロロ「………」
『え、どうしちゃったのこの人…』
「女の子相手に、しかもこんな普通の子に見せるなんて…!」
ロロ「見せてません」
『いや待てよ、普通ってのは私の事か?』
「ぶっちゃけランペルージ君はアッチ系だと思ってたし、期待なんかしてなかったけど…」
『えっそうだったの?』
ロロ「違います」
「勿論アッチ系ならアッチ系で私は応援する気だったわ」
『私も応援する』
ロロ「貴方は少し黙っていてください」


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