夏、真っ盛り

□夏、真っ盛り
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『あ…』
ロロ「…最低ですね。何してるんですか」
『いや、これには訳があるのよ、最低とか言わないでやって』
ロロ「男子更衣室のドアにへばりついている人の訳なんて聞く価値なく変態ですよ」
『状況説明ありがとう。だけど本当に訳ありなのよ、ランペルージ弟君』
ロロ「知りません。失礼します」
『お待ちぃ!!』
ロロ「うわっ!」
『お姉さん、君にお願いがあるのよ』
ロロ「知りませんっ、離してください!」
『まぁまぁ、簡単な事だからさ』
ロロ「それなら自分でやればいいじゃないですかっ」
『それはダメ。本当の変態になっちゃうから』
ロロ「なっ…!僕になにやらすつもりですかっ」
『何って…んふふ』
ロロ「ひぃっ!!」




『あ、居た?』
ロロ「…居ませんでした」
『あちゃー』
ロロ「………」
『もー、どこ行ったんだー?』
ロロ「上級生の、しかもまったく関係ない部室に入って散々な目で見られました。」
『え?あぁ、ごめんごめん!猫が逃げるからさぁ』
ロロ「僕が逃げたいくらいです…」
『え!?だったら私追っちゃうよ!逃げる生き物ってなんか追いかけたくなんのよ私っ!』


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