小さなお話し

□雲雀の放課後
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「な゙!!」
最初に入った獄寺は,応接室の入口で固まっている。たしかに入ったらディーノが僕に抱き付いていたのだから仕方がない…
でも何故,顔を赤らめるのだろう…?

「ちょっと獄寺君?どうしたの…!?」
ヒョッコリと横から顔を出した沢田は僕の方を見た。

デ「よ!ツナ」

雲「…挨拶の前に,この邪魔な手,はずしてほしいんだけど…」

ツ「…こんにちは,ディーノさん…」

ワォ!
なんだか沢田からものすごく殺気が出てるような気がするよ。

ツ「それと…僕のモノには触らないでもらえませんか?」
デ「な゙,ツナも狙ってるのか!?」

雲「…いい加減,僕の部屋から出てってよ」

ツ「僕の猫ですから」

雲「ワォ!僕を無視するなんていい度胸だね」

デ「いくら弟分でも,猫は譲れないな」

…さっきからなんの話をしてるかわからないけど…
なんか僕,さっきから無視されて…イタくない…?
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