短編集
□おおかみの耳は正直者
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inひなたぼっこの家
「比古!貴様、よくも俺をおちょくったな!!」
「え?なんの…ってちょっと待って!いきなり死神のカード投げないでよ!!」
「黙れ!貴様のせいでどれだけ恥ずかしい思いをしたことか!!!」
「話が掴めないよ!ってうわっ!ちょっと!カードブーメランを連続投げするなんて卑怯(チート)だよ!」
「五月蝿い!貴様が避けるからだ!!素直に当たれ!!」
「当たったら痛いじゃないか!それにさっきから頸動脈とか急所狙ってるでしょ!!死んじゃうって!!!」
「貴様を奈落の底へたたき落としてやる!!!」
二人の攻防戦は夜中二時間にわたって繰り広げられた。
その後、夕太のお叱りを受けた二人は、一週間食事抜きの部屋謹慎処分にされたとか。
inカリス家
「あれ?依頼書どこやったっけ…」
「アリア姉さん、何をしているんですか?」
「あ、イリア。プルルスタンプの烙印が押された封筒知らない?その中に依頼の内容が書かれているんだけど…」
「姉さん、またそんな大事なもの無くしたのですか…?」
「まぁいっか。また貰いに行こう」
「…しっかりして下さいよ?」
「アリア…ワスレモノ、オオイ」
こちらではまた一つ、妹の悩みの種が増えたとさ。
END.