オリジナル小説置き場

□出席簿の…
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後日。

「なぁ尭、聞いてぇな聞いてぇな!!」

クラスメイトの憂(ゆう)がとても喜ばしそうに話しかけてきた。

「ん?どうした?」
「ほら、担任授業態度の評価付けとるやろ」
「あぁ」

やはり雨普高校内で授業態度の評価を付ける教師は珍しいのでたまに話は挙がる。

「そんでな、そんでな、わいの授業態度聞いたんやけどおもろいで!」
「あぁ、俺のもなかなか面白いぜ」

憂は別に授業態度悪い訳じゃないのだが、俺といい勝負する駄目人間だと思う。

「尭は何だったん?」
「Sって」
「S?凄いやん」

凄くねぇっての。

「sleepってさ」
「うは、お前授業サボリ過ぎやろ。」
「ん〜…」

それ言われると弱いよなぁ。

で、その俺の事をボロクソ言っている憂はどうなんだか。

「憂は何だったんだ?」
「ん?わい?聞いて驚け、Lや☆」

エル、ッスか。

「left?」
「何で左やねん」
「letter」
「何で手紙やねん。誰に送るんや」

ご尤もなご意見だな。

「実際何だって?」
「leitやて」
「レイトって…」

遅刻……。

「おまえ始業のベル鳴る前に来やがれ」
「じゃあ尭は寝たらあかんぞ」

…。

俺と憂はお互いに苦笑いした。
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