オリジナル小説置き場

□神都天空曲
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【序曲・天空堕天】

ようこそ、神都(シント)の織り成す曲中へ。

・・・曲中と言っても、まだ貴方はタイトルに踏み入ったばかりなの。
これから作曲作業は始まるからね。
作曲者は勿論神都自身。

神都は世界を揺るがすほどの能力を持った故に、現世への干渉を拒むかわいそうな子。

別にそれに対して否定も肯定もしないのだけれども。


「・・・何をしている?」

あぁ、神都。
丁度良かったわ。この子に貴方の曲を聞いてもらおうと思っていたの。

「・・・曲?」

何の事だか分からないみたいね。
神都は首を傾げているわ。

「何かロクデモナイ事を考えているのではないだろうな?」

失礼な話ね。


とりあえず、譜面の説明もしなきゃ誰も楽譜を読めない。

という訳で、譜面の説明でもしましょうか。

ここは『セイントクリア』と呼ばれる場所。
当然、人間の認識ではね。
私や神都の認識ではここは『エデハーム』と読んでいます。

別に認識の問題は一応どうでもいいのだけれど、頭の隅にでも止めておいてね。

それから、楽譜を書くのには何が必要かしら?

・・・そう、ペンね。
ペンは私。譜面という世界から、貴方達への中継役を担っているのだから間違った認識で


さぁ、始めましょうか…?
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