保管倉庫

□隈とクマ?
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デスクに哲夫の分のコーヒーを置きながら、拓也はからかう様に言った。

「えー、あの時のお前凄く可愛かったのにぃ?」
「兄さんッ!!!」

更に顔を赤くする哲夫。
拓也は逃げる様に、棚へ砂糖とミルクを取りに行く。

「そんな事言ってる暇があるんなら書類に目を通してくださいっっ!!」

デスクの上にあった書類の束を投げつけた哲夫。
それを片手でキャッチする拓也。

「はいはい、分かってる(ああもう、可愛いなぁ…)」

砂糖とミルクを持ってきた拓也は、ミルクを入れたコーヒーをすすりながら立ったまま書類に目を通す。

哲夫はというと、砂糖スティック2本とミルクをコーヒーに突っ込むとイッキ飲み。
空になったカップをデスクに置くと、椅子から立ち上がり扉へと向かう。

「目を通し終わったら、ちゃんと判子押しておいて下さいねっ!!」
「わ、分かってるって」

哲夫は扉を開けると、

「それじゃ、失礼します!!」

そう言って出ていった。
バタンッ!、と扉は音をたて閉まる。

「………怒らせた、か?」

ちょっとからかい過ぎたかなぁ…と思いつつ、残りのコーヒーを飲み干す拓也。

「…後でどうしよ…」

書類に目を通しながら、拓也は哲夫にどうすれば機嫌を直してもらえるか考えるのだった。



終わり。


――――――――――――

目の下にクマさん!
……最初に浮かんだのは、子供の拓也と哲夫のあのやり取りでした。
言葉だけじゃわかんないよね、多分。
そして、それだけの為にをドット絵アプリで作った。(笑)
フォレストのはアニメーション5枚までなんだよなぁ……。
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