保管倉庫
□とある日常。〜地獄編〜
2ページ/4ページ
「え?だって暇だからさ^^」
「………………」
「入ってもいいかい?」
「…もう、勝手にしろ…」
追い返す事を諦めたヴィルヘルム。
「それじゃ、お邪魔しま〜す^^」
丁度、時計が三時を知らせた。
「…お前、今日は朝から地上に出掛けていたのではなかったか?」
律儀に二人分のティーセットをキッチンから持ってきたヴィルヘルム。
「良く知ってるねー」
「朝、庭の雑草を抜いていたら丁度お前が出掛けるのを見掛けてな。
なのこにお土産をねだられていただろう」
「ひょひょっ、よく見てるねぇ^^」
「何をしに行ったのだ?神にでも呼び出されたか」
カップくん柄のカップに紅茶を注ぎ、極卒の前に置く。
「いや、MZDから呼び出しはないよ?暇つぶしにね」
カップを取り、紅茶を飲む極卒。
「……これも美味しいけど、やっぱり僕は日本茶が好きだな〜」
「飲みたければ自分の家に帰って飲め」
そう言いながら極卒の向かいに座り、自分の分の紅茶を飲むヴィルヘルム。