保管倉庫
□新年早々の悪夢
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――――一月三日、午後九時。
「淀ジョルめぇっ!!三が日に予告状出すなぁぁぁっ!!!
折角の正月休みがパアじゃねえかっっっ!!!!」
現場に鬼怒川警部の心からの叫びが響く。
「鬼怒川警部、落ち着いてくださいっ!
ここにいる警察官全員同じ思いですからっっ!」
ヨシタカ巡査部長の言葉に、現場にいる警察官全員が頷く。
中には涙目な人もちらほら。
「…で、黒鴨。お前も機嫌悪そうだな。
ま、正月早々淀ジョ」
言いかけて、止まる鬼怒川。
「……今年こそ…今年こそはこの世から抹消してくれるわ淀ジョル……ッ!!」
拓也は負のオーラを発しながら、何やらブツブツ。
「………。
…おーい、黒鴨〜?」
「………ん?何か言ったか?鬼怒川警部」