保管倉庫
□とある日常。〜アイドル編〜
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「いつもお弁当ばっかり……。今日は近くのお店で食べてこよっと」
待ち時間の間にこっそり楽屋を抜け出して、テレビ局近くのご飯屋さんに入ったミク。
「いらっしゃいませ〜。空いてる席へどうぞ」
会計にいる店員に促されるまま、空いてる席に座りメニューを捲り始める。
「何食べようかな〜。あ、親子丼とかいいかも」
そう言いながらセットメニューのページに差し掛かると、突如手が止まった。
「…………『鴨川』せっと……」
そこへ、店員がお冷やを持ってきた。
「ご注文、お決まりでしょうか?」
「あ、えーっと……この、鴨川せっとをお願いします」
メニューを指差しながら注文するミク。
「かしこまりました。鴨川せっと、お一つですね。少々お待ち下さい」