夢
□甘い甘い生クリーム
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最近、部活が終わったら水谷と一緒に帰るのが習慣になった
「栄口ーvV一緒帰ろうvV」
「あ、水谷」
帰るのは構わない
だけど、最近オレは水谷に変な気持ちを抱いてしまっている
それは・・・一体なんなんだ・・・?
「栄口?」
「え!?」
「どーしたー?ボーッとして」
「あ・・・イヤ・・・」
オレ・・・なんかボーッとしていたみたいだな・・・
水谷に、悪かったか・・・?
「ゴメン、水谷・・・」
「イヤ、良いよ」
水谷は二カッと笑いながら言う
トクン―――――
そうか・・・
オレは、水谷のコノ笑顔が好きなんだな
コレってさ、恋・・・だったり・・・?
「栄口?」
「ねえ水谷 恋ってさ、どんなだと思う?」
「・・・オレはね、恋愛は個人の自由だと思うよ」
「え?」
そりゃ、恋愛ってのは、個人の自由だろうけど・・・
どーゆー意味だ?
「水谷?」
オレが水谷に声をかけると、水谷がイキナリオレにキスしてきた
「・・・!?///」
「オレ、栄口が好きだ」
「え?」
「・・・今日は栄口の“え?”が多いな」
「そ・・・れは、お前がオレを驚かせるから・・・」
「オレは栄口が好きだ 栄口は?オレのコト、どー思ってンの?」
「オ・・・レは」
オレは、水谷の笑顔が好きだ
水谷自身は・・・
うん
好きだ
「オレも、多分水谷が好き」
オレが、そう曖昧に答えると、水谷は苦笑いする
「じゃ、多分じゃなくて、コレから絶対に変えるから てか、変えさせてみせるから」
水谷は自信たっぷりにそう言って、また、オレに1つキスを落とす
多分、コノ恋はどんなに甘い甘い生クリームよりも、甘くなるよ
オレが、保障する
―END―
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