TIR NA NOG

□Lonely Fairy
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ピロリンと軽やかな着信音にルナマリアは雑誌から顔を上げた。少し離れた所にあるモニターがチカチカとライトを点滅している。






『通信?』





気になって画面を覗くと、そこには有名すぎる名前が映っていた。





『……いやいや、まさかね』





有名すぎて、まさか本人だとは思えない。





同姓同名よね、と頭の中で片付けるが妹のこれまでの経験を考慮すると、とてもじゃないが片付けられなかった。





しかも現在住まいとしているのはザフトの宿舎であり、そこへ通信できる彼の名前の女性はやっぱり一人しか思い付かない。












『めめ、メイリーンっ!!』






つい先程バスルームに消えて行った妹を、ルナマリアは声を張り上げて呼んだのだった。











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