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仄かにある、恋心


戦友の側を離れない、一人の少女


ボクの身体に、いや、狂に話しかけている少女


見つめるだけなら、構わないだろう


その笑顔が、狂に向けられているモノだと知った


知って尚、貴女を諦め切れないボク


断ち切るコトなんか、出来ない


狂に話しかける君が、ボクから見えないわけがないから…


立ち入るコトさえ許されない、叶わないこの恋


ただ、ボクだけを見て欲しいんだよ、ゆやさん…


あと一歩で、何かが邪魔をする


〈了〉

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