沖田☆★
□あぁ、殺ってやろうじゃねぇか。
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旦那にゃあ…カリがあるんでねぃ。簡単に死なれちゃあ…困るんでぃ。アンタは、この俺が、沖田総悟が守るんでぃッ!!
「オリャアアァァ!!」
「ちッ。雑魚共めが、……おいッ!!旦那は何処にいるんでぃ。」
「フフフ。貴方が自力で探し出して見せなさい。見つけ出すまでは、あなたの大事な人質は痛め付けとくから。」
「クソッ!!なんなんでぃ。旦那が…殺されちまぅ、どうすりゃあいい、…俺は大事な人をもう失いたくないんでぃ…。こんなに守りたいと、強く思ったのは…姉上以来でさぁ。」
旦那、旦那…旦那ッ!!
死んだら、承知しやせんぜぃ。
アンタを殺って良いのは、俺だけなんですからねぃ。
他の奴なんかに、殺られたら…許しやせんぜぃッ!!
「グッ…グハッ…ゲホッ、ゲホッゲホッ…、テメェ…何で、こんなことしやがる…オメェが…狙ってんのは、…ハァハァッ、オレじゃねぇだろ。」
「あぁ、そうだよ。アイツが憎いからね。アイツが大事なもの全て奪ってやるだけさ、アンタはそのオトリだよ。アイツが来たときに、全てを…終わらせんだよッ!」
−ドカッ…
「グフゥッ…!?」
「それまで、アンタは…お寝んねさ。おやすみ、銀時さん…」
こいつ、…力一杯腹に蹴り、入れやがッ…た、…。
「クソックソックソックソックソックソッ!!旦那は何処にいんでぃ。もしかして…あそこかッ!?ちッ、雑魚がうっとおしい。」
雑魚はとっととお寝んねしてなせぃ。
−バンッ
「!?旦那ッ!!」
「おぉッと…それ以上近づくんじゃないよ。遅かったじゃないかぃ、一番隊隊長、沖田総悟君。」
「テメェ…誰に向かって口聞いてんでぃ。俺ぁ…、アンタに恨み買ったつもりねぇがねぃ。」
ちッ、旦那はただ気絶してるだけかぃ。脅かせやがるぜぃ。
だが…旦那がどのタイミングで、起きるかが問題でぃ。
こいつを殺るにしても、向こうには、人質の旦那がいる…。
旦那をまずこっちに、連れてくる必要がありまさぁ。
「向かって来ないなら、こっちから行かせてもらうよッ!!」
シメタッ!!
今だッ!!
「なッ!?しまったッ!!」
「旦那…しっかりしなせぃ。こんなんで殺られるアンタじゃねぇでしょうが。」
「…ハハ、ヒデェなぁ、沖田君。それじゃあまるで、俺ぁ…怪物みたいじゃないのよ。」
「旦那は、怪物でしょう。」
「お喋りはここまでだよ。二人まとめて、殺ってやる!!お前たちも、やっちまいなぁ!!」
「おぉっと、お喋りはここまでですぜぃ。旦那。」
「はぁ…そうみたいね。銀さんあちこち痛いってのに、年よりはもっと優しく扱わなきゃダメです…よッ!!」
−うぉぉおぉぉおおッ…