沖田☆★
□今日も貴方に会いに…
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今日もいつもとかわらず旦那に会いに行くんでさぁ。
今だ旦那は俺が好きだと気づいていなくて、俺は苦しいですぜぇ。
いつか…気づいてしまったとき、旦那は何て言うんでしょうかねィ。
「旦那ぁ…ちゎーッす。お茶くだせぇ。」
「沖田君??いつもいつもお茶飲みに来てもうお茶っ葉少なくなってんですけどぉ??」
「旦那土産でさぁ。」
「…上がって上がって。今日も疲れたでしょう??こんなお茶くらいしかないけど、ゆっくりしていきなよぉ。」
フッ。旦那はわかりやすぜィ。
こぉんな土産ごときで機嫌良くなるんですからねィ。
こんなもので喜んでくれるならいつでも持ってきてやりまさぁ。
「いつもいつも悪いねぇ。沖田君毎日こんな高いもの買っててお金無くならないの??」
「へい。大丈夫でさぁ。だてに真撰組やってやせんよ。」
「良いねぇ。真撰組は金があるってか、銀さんは可哀想な奴なんだなぁ。ま、沖田君がこんな高い土産持ってきてくれるから可哀想な奴ではねぇな。」
とか言いながら俺が持ってきた土産をパクパク食べてる。
旦那が美味そうに食ってくれるから、そんな子供みたいに無邪気だから、旦那の為に買ってくるんでィ。
俺が旦那を好きだから。
今日も片想いの相手に会いに来たんでさぁ。
そろそろ気づいて下せィ。
旦那。
「さて、俺ぁそろそろパトロールに戻りますぜィ。旦那。」
「お、おぅ。わざわざパトロールの時に来たんか。まぁ…暇があったらまた来いよ。俺はいつでもここにいるからよ。総悟君。」
「……//」
旦那はずりィや。
そんな笑顔でそんな声で俺の名前を呼ぶなんて…嬉しすぎやすよ。
本当に旦那を振り向かせたくなりやした。覚悟して下せィ。
俺の大好きな旦那。
--End