◎Othar◎

□穢れし、呪われた王よ・後編
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それは少しばかり昔の話だ

神羅カンパニーには、『英雄』と呼ばれる一人の男がいた
彼は誰にも、どんな数相手にも決して怯まず、孤高に闘い、そして勝った
通称『片翼の天使』

その名と存在は、俺の心を鷲掴みにした

俺が神羅に入り、ジェノバになったのは彼が動機だ
俺だけじゃない
彼…セフィロスのようになりたくて、ジェノバに志願する者は沢山いただろう

俺のこれまでの目標、目的はセフィロスだったんだ
だから考えもしなかった

彼の前に、敵として立つことになるなど

けれどそれが、俺の使命で
俺の王を傷つけようとする者であれば

俺は、迷わない




【穢れし、呪われた王よ・後編】





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