◎serialU◎
□憂いなる狂想曲
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運命の皮肉というものか
殺すべき相手に心奪われるなんて
自分でも信じられないけれど
目を背けるには遅すぎた
捨てるには重すぎた
出来ることなら彼が欲しい
たった一人の存在として
特別な関係になりたい
けれど、この想いは報われてはいけない
だって俺は一瞬でも
あいつを殺そうとした
何の罪もないあいつを
無関係だと解っていても衝動を止められなかった
身勝手で弱くて、最低だ
俺はきっと傍にいる資格すらない
だからこの気持ちは云わない
云ってはいけない
自由と引き替えに、『タークス』という繋がりを得た
その細く脆い絆が切れる日まで
どうか俺を傍に居させてくれ
ルーファウス
【憂いなる狂想曲】
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