□ヒルまも35
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部活のないたまの休日。

特に予定もなかったから、久しぶりにゆっくりした時間を楽しんでいた。

そんな時、突然、携帯が鳴った。その携帯にでれば、

「備品が足りねぇ。買い出しに行くぞ!!」

そんな、私の予定を省みない横暴極まりない悪魔からの呼び出しだった。


私が口を開く前に切られた携帯を眺めながら、聞こえないのは解っているのに、文句をぶつける。

確かに私は、アメフト部のマネージャーだけど、貴方の恋人でもあるはずよね?その言い方ってないんじゃない?

部活絡みじゃないと、貴方に会えないなんて…。それって恋人って言えるの?

私と貴方を繋ぐのは、唯一アメフトだけ。そして貴方にとっては、私よりアメフトの方が大事で。勿論、マネージャーよりも一緒にアメフトをやる仲間の方が大事。…私では、武蔵君や栗田君には敵わない。それで、付き合ってる意味ってあるの?


そこまで考えて、ハッと気付く。



嫌だ、

私、

アメフトに嫉妬してる。




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