桂小太郎

□冷たさに負けない勇気を
1ページ/4ページ


空気がピンと張り詰めた朝


隣には僅かに温もりの残る枕とシーツの皺


こんな寒い朝くらいは肌に触れて温もりを感じていたいのに


ベッドには貴方の残骸しかなくて

乱れたシーツを見てもただ辛いだけで



「…桂のばかぁ」


バイトに出掛けて残された恋人の胸の痛みも知らないで
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ