BASARA夢
□竜の右目と牙の帰還
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甲斐、武田領に無事到着し、門を開けた先には信玄と、政宗が立っていた。
「「「筆頭!!」」」
「親方様!」
伊達家臣達と幸村は主君に駆け寄り、帰還を喜び、それを見て小十郎も政宗に寄った。
「政宗様。片倉小十郎、只今戻りましてございます」
「Ya、ご苦労だったな小十郎」
差し出された六爪を受け取って腰に刺し、離れた場所に立つ紫苑を見た。
「俺が寝てる間に抜け出すとは、悪知恵が働いたな」
「こうなる事も見越して、今回私を同行させたのではないのですか?」
「…Ha、かもな」
意地悪そうに笑う政宗に紫苑も笑顔で返す光景。その様子に家臣達はハラハラし、幸村も心配していた。
「覚悟はいいか?」
「…何時なりと」
二人の間が静まり帰る。すると政宗は刀を一本抜き、紫苑に斬り掛かった。
ガキンッ!!
紫苑も刀を抜いて攻撃を防ぎ、政宗はその行動にニヤリと笑い、一度刀を弾き、次々と斬撃を繰り返した。
二人はそのまま武田領の近くの森の中に入ってしまった。
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