BASARA夢

□竜の右目と牙の帰還
2ページ/8ページ


甲斐、武田領に無事到着し、門を開けた先には信玄と、政宗が立っていた。



「「「筆頭!!」」」

「親方様!」



伊達家臣達と幸村は主君に駆け寄り、帰還を喜び、それを見て小十郎も政宗に寄った。



「政宗様。片倉小十郎、只今戻りましてございます」

「Ya、ご苦労だったな小十郎」



差し出された六爪を受け取って腰に刺し、離れた場所に立つ紫苑を見た。



「俺が寝てる間に抜け出すとは、悪知恵が働いたな」

「こうなる事も見越して、今回私を同行させたのではないのですか?」

「…Ha、かもな」



意地悪そうに笑う政宗に紫苑も笑顔で返す光景。その様子に家臣達はハラハラし、幸村も心配していた。





「覚悟はいいか?」

「…何時なりと」



二人の間が静まり帰る。すると政宗は刀を一本抜き、紫苑に斬り掛かった。



ガキンッ!!



紫苑も刀を抜いて攻撃を防ぎ、政宗はその行動にニヤリと笑い、一度刀を弾き、次々と斬撃を繰り返した。



二人はそのまま武田領の近くの森の中に入ってしまった。


.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ