BASARA夢
□略奪の梟雄、双竜の勝負
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「あの明智って野郎、戦を遊んでやがるように見えた…」
小十郎の脳裏に、狂ったように戦う光秀が浮かんだ。
「どの道周り全てをぶっ潰すつもりだとしても、織田にとって今この時期に味方の浅井を葬り、徳川を欺く事が得策だったとは思えねぇ」
「それは確かに…」
「野郎…魔王の子飼でありながらその実異端なのかも知れねぇ」
「明智、光秀…」
「真田の旦那!」
「!佐助」
光秀の名を呟いた時、偵察に向かった佐助が傷付いた伊達兵を一人連れて戻って来た。
「その者は…」
「文七!」
「片倉…様…」
兵、文七郎の状態に小十郎は駆け寄った。
「おい、何があった!?」
「小十郎様?どうし…文七郎!」
外の騒ぎに気付いた紫苑も顔を出し、弱った文七郎を見て駆け寄った。
「片倉様…姐さん…良直、達が…」
文七郎達は政宗の様子を見に行った後、小十郎に言われた通り仕事をしようと武田兵から無理矢理物見を変わり。
見張りの最中、爆弾を持った忍が現れ、それを投げ出され爆発された。
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