BASARA夢
□騒ぎ場軍議
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「ウォォォ!姐さんッ!!」
「承知しやした姐さん!」
「姐さんは俺達がお護り致しやす!」
「姐さんは俺達の命だああッ!!」
「Guys!Partyの準備だ!気合い入れろ!!」
「「「「Yeahhhhhhッ!!!」」」」
宣言して叫びながらドタバタと出て行く兵達に紫苑はクスクスと笑い、小十郎は軽く息を吐いた。
「紫苑、笑ってねぇでお前も仕度して来い。準備が出来次第出発だぞ」
「はい。では失礼致しますね」
小十郎に笑って返し、頭を下げて部屋を出ようと立ち上がった。
「紫苑」
「?はい」
政宗に名を呼ばれて振り向くと、彼は真面目な顔をしていた。
「今回、お前には護衛に忍を一人付ける。それでも危なくなったら俺達を呼べ」
一拍置き、政宗は鋭い目付きをした。
「余計な事は、一切考えるな」
その目付きと言葉に、紫苑は暫く政宗を見た後、何も言わずに頭を下げて退出した。
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