BASARA夢

□伊達軍の日常2
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伊達軍の兵士達は政宗に似たのかかなりの暴れ者達。

それゆえ、鍛練の後の紫苑は大忙しだった。



「はい、これで大丈夫ですよ」

「すいません姐さん」

「姐さん!今度は俺の方も見て下せぇ!」

「あ!狡いぞテメェ!次は俺だぞ!」

「いいや!次は俺なんだよっ!!」



俺だ俺だと言い合いを始めた兵達に、紫苑は慣れたように包帯を準備していたその時。



「スキ在りッ!!」



バコンッ!!



背後から木刀が振り上げられたが、紫苑は丁度向きを変えて攻撃を避けた。



「………危ないですよ、政宗様」

「チ、いいTimingで避けやがって」

「偶然ですよ偶然」



紫苑の背後にいた人物、政宗は振り下ろした木刀で肩を叩きながら、紫苑を見下ろした。



「おいテメェ等!いつまで油売ってるつもりだ!?とっとと散れ!」


「「「「「し、失礼しましたーッ!!」」」」」



政宗の怒鳴り声に兵達は慌てて道場から出て行き、政宗は紫苑の隣に腰を下ろした。


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