02/28の日記

23:37
1人乗りの電車
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祖母の家に呼ばれて向かった。
祖母の家は田舎にあり、電車で向かっても時間帯によっては人がほとんど乗っていなかったりする。
幸い、今日の電車はガラガラで乗客も見る限り僕だけのような状態だった。
まるで専用車両のようで、人嫌いの自分にはありがたかった。

車内でぼんやり窓の外を眺めていたら夕暮れ時の景色がとても綺麗なことに気付いた。
朱に燃える街並みや川に散りばめた輝き、山々から覗く夕日の眩しさは部屋の中では知ることが出来ないものだ。
思わず目も心もを奪われた。

流れる景色は様を変え色を変え、あたりがすっかり暗くなった時はっと気付いた。乗り過ごした。

慌てて駅を下り、心配の連絡に返事をしながらまた電車に乗った。
きれいな景色に心が洗われるようだった。

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