贅沢な日々

□甘えた。
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コンコンっ


「朝だよー起きてー」

1日が始まる。
今日は彩ちゃんはオフらしいけど朝ご飯は出来るだけ一緒に食べようと約束している。


「らんおはよー」


「夢莉ちゃんおはよー、彩ちゃんは?」


「ちょっと調子悪いみたい。。お腹痛いって、」



女の子の日か。。



「あ、そうなんや。。心配やな」


「お昼まででお仕事終わると思うから少しみといてあげて!」


「わかった」




夢莉ちゃんを見送り寝室に行ってみる。




「彩ちゃん大丈夫、、?」


「ちょーっといつもより辛いかな」


女の子の日がきても彩ちゃんは普段は影響はないみたいだけど、今回は辛そうだった。
今日がお休みでよかった。。


「何やったら食べれる?薬飲まな」


「ほんまに食欲無いねん。」


「絶対夢莉ちゃんに怒られんで?」


「黙っといて、、?食べたってことで」


絶対夢莉ちゃんは食べさせる。
あっ、でもお昼で帰ってくるって、、。


「夢莉ちゃんお昼には帰ってくるって」


「んー、寝る!」


うん、なかなか折れないのが彩ちゃん。
ここは夢莉ちゃんに任せるしかないか、、














お昼、夢莉ちゃんが帰ってきた。



「ただいま、彩ちゃんは?」


「食欲無いからって何も食べへん!任せた!!」


「やっぱり予想通りやったな、、」





「彩ちゃーん、ただいまー」


さすが夢莉ちゃん。我が子の機嫌をとるかのように、、、


部屋から聞こえてくる会話。。



「彩ちゃん、なんか食べへんと体力落ちちゃうよ?」


「何もいらん」


「じゃあ私と何も出来ないね、」


あ、聞いちゃいけない。。聞こえるけど。



「それは嫌や」


「何か作ってあげるから食べよ?」


「わかった、でも1人で食べられへん」


「食べさせてあげるから、ね?」


「うん」




そこからパパっとお粥を作ってあげられる夢莉ちゃんさすが、、、




「はいできたよー」


リビングに出てきた彩ちゃん。

ソファーの下に座って子犬みたいに夢莉ちゃんを待ってる。



「はい、あーんして」


「美味しい」


「ちゃんと食べてる、偉いね〜」


夢莉ちゃんに褒められてはにかんで笑う彩ちゃん、かわいすぎる。


「食べたらお薬飲んで休もうね〜」


「夢莉どっか行っちゃう?」


「行かない。一緒にお昼寝しよ?」


「ぎゅうしてね?」


「もちろん」



それから夢莉ちゃんはお薬まで飲ませて、彩ちゃんを抱きかかえて寝室に運んで、食器を片付けに来た。




「どう?大丈夫そ?」


「なんで私の彼女さんあんなかわいいんやろ、、」


「惚気かよ!片付けやるから行っといで?」


「ありがとう、寝かせてくるわ」


お顔がニヤけてます太田さん。
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