二校の彼女

□二校の彼女 No.1
1ページ/1ページ

かわいい。。

初めての一目惚れだった。


二高で一目惚れなんて。可愛い子なんてゆいりちゃんしか知らないのに。誰なんだろうあの人は。ギター持ってる、軽音部か。

「おい!行くぞ夢莉!」
「おう」
「なに、可愛い子でもいたの?」
「そ、そんなんじゃねーよ」
「わかりやすいなーお前はw」

奈々にはなんでもお見通しだ

奈々は同じ一高の親友だ。二高で可愛いって話題のゆいりちゃんの彼氏。
いつもの事だが、ゆいりちゃんの迎えに二高に来た。

「お待たせー!」
「おっ!おつかれ!」

二高の女子達が2人が来る度にギャーギャー言っているが、そんなことには目もくれない。

いつも通り3人でファミレスへ

「そう!夢莉可愛い子見つけたんだって!」
「夢莉さんが!?!?だれー!!」

恋愛に興味が無いわけではないが滅多にそんな話が出ないので2人はかなり驚いていた。

「なんか、ギター背負ってて、イヤホンはめて。話しかけないでオーラがすごい人。。」

「もしかして、彩さん!?」

あの人さやかって言うんだ。
























「その、さやかさんってどんな人なん?」

気になってしょうがなかった

「なんかー、めちゃくちゃ可愛いんだけどいっつも1人でいて。とにかく人を寄せ付けなくて笑」

「ねぇ、さん付けってことは、、」
「2年だよ!!」

年上か。。

「夢莉これはもうアタックするしかだな!!」
「いつかは私たちみたいに〜!ねっ!なぁちゃん!」

さやかさんと2人みたいに、、。
いやいや、気が早い

作戦タイムが始まった


「あぁ!!」

店中の人みんなが何事かと振り向くくらい大きい声でゆいりちゃんが声を上げた。

「私さやかさんのLINE持ってる!!」
「えっ、なんで」
「いつだったかなー、とにかくなんかの時貰った(・∀・)」

理由はわからないまま、とりあえずLINEを貰ってその日は家に帰った。

山本彩。彩って書いてさやかって読むんだ。
ギター好きなんだな。トプ画を見て思う。
プロフィールを眺めるだけでそこから進めない。
それはそうだ。面識もない人からメッセージが来ても迷惑に決まってる。
明日もゆいりちゃん迎えに行くし、その時だな

その日はなかなか寝付けなかった


次の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ