HQ10周年記念本クロニクル、読み終わりました!
小説並みの文字数で驚きましたが(笑)とても楽しく読ませて頂きました。
改めてHQの空気感、世界観、人生観に惚れ直しました。本当に、本当に大好きです。
また、古舘先生と歴代の担当さん御三方が作品内の感情や感覚、空気、音、景色などを言葉で表現、解説するのがすごくお上手で本当に面白かったです。プロって凄い、、、!
感想を述べたいのですが、本気で卒論並みに書けそうなので(笑)箇条書きでなるべくコンパクトに述べたいです!
個人的な見解や解釈も入ってしまうのですが、あくまで“一人言”なので。。。


・木兎さん、中学時代のロードワークのシーン、個人的に寂しいとか悲しいとか負の感情だと思ってたけど、正解は「一瞬にしてチームメイトに興味を無くす」だった。好きの反対は無関心とも言うし、もしかしてバレーに関しては木兎さんて残酷な程“素直”なのかと。0か120しかないのかも。かなり衝撃だったしゾッとした。AND OWL!書き直し必須。すみませんでした。でも、ホラーな木兎さんもめっちゃ大好き。最愛の推し。いっぱい情報頂けて嬉しかった!

・及川さんのあだ名呼びの話、最高でした。親愛の証であり、相手によっては最大の拒絶にもなる。沢山の人を魅了する綺麗なヒトなのに、いざ触れてみるととても冷たくて鋭利的。本当に氷細工のようなヒトだと思う。でも、溶けたら柔い水になる、本当に優しくて素敵なヒト。とても好き。

・赤葦君は“なるべくしてネガティブになったヒト”。中学時代はそこまでじゃなかったのなら、高校で大体の人格が形成された?春高で一度ベンチに下げられた時ので「完全に読者が赤葦の味方になるヤツ」。わかる。あそこで一気に赤葦君に血が通った。人間味溢れる赤葦君が大好き。狢坂戦、カットされなくて本当に良かった!

・木兎さん、大卒。、、、大卒???大卒!!!男子大学生時代の木兎さん見たい!!!!

・インハイ予選の烏野敗退後、「負けは弱さの証明ですか?」の後の日向君影山君が立ち上がるシーン、担当さんが「静かなシーン」と表現しててなんだかすごくグッときた。紙面だから音も風も何も無いはずなのに、「静か」な状態を肌で感じる。少し空気がピリッとするような、どこか緊張感のある「静か」。

・白鳥沢のセッター二人のプレースタイルの違いを文字だけでなく絵でも表現していて、本当、圧巻でした、、、!コレは、とにかく凄い、、、!でも、瀬見さんのことを考えるとジレンマが凄い、、、!本当、時期と巡り合わせ、、、!

・白鳥沢は「オールドタイプでシンプルに強いチーム」、伊達工は「ブロックが強ければどことでも対等に戦える伊達工最強説がある、バレーの最先端」、「強さの質の違い」、「高校バレーは身体がまだ出来上がってない」、なるほど!って何度も頷いた。

・小さい人が努力したところで、努力する大きい人には勝てないと悟ったのが鷲匠監督、小さいことを認めて空中戦極めたうえで何でも出来るようになったのが星海君、小さいことを認めて自分の出来ることを最大限まで極めたのが日向君。和久南の中島君はリベロに転向してバレーを続けるというのも、どちらかと言えば日向君寄りの思考、、、?どれにしても素敵だし、彼らを認めた鷲匠監督も素敵。だから余計に「小さいことは〜不能の要因ではない!」という星海君の言葉が刺さる。身体を変えること、特に身長を変えるのはひどく難しいから、生まれ持った身体で戦う術を掴むしかない訳で、、、改めて思考する大切さを感じた。

・ハイステのこと触れてくれて嬉しかったし何より梟谷メンツを褒めてもらえて凄く嬉しかった!「進化の夏」も「東京の陣」も梟谷最高です!ハイステの原作リスペクト感がとても心地好くて本当に最高の舞台でした。

・木葉さんも褒められてた!そして、万花!木葉、なのに、万花!!この人の内面の美しさが凄くよく分かる言葉。木葉秋紀、名前からして綺麗だし、性格も顔も綺麗だから絶対モテると確信。そして、お誕生日おめでとう!

・及川さんの公式イケメン設定からの「日向や影山もイケメンじゃないですか」「顔の造りは一緒なので」のやり取り、声出して笑った(笑)でも、じゃあ皆イケメンっていう結論で過言じゃないってことですよね!

・敗けた方が盛り上がる。敗けた方を盛り上げるじゃなくて、自然とそうなる。勝者がいれば当然敗者がいて、日向君影山君みたいなバレー最優先なヒトがいれば“そうでは無いヒト”、“そうなれないヒト”がいる。そのヒト達を機械的に置くのは不自然だと考えることにグッとくる。おそらく大体の人が後者で、その視点を、気持ちを代弁してくれるというか、そういう人達も居ることを認めてくれてるからより多くの人が読みやすいのかも。日向君影山君が心底羨ましいし、そうなれない自分が悲しいし、正直ちょっと妬ましいところもある。だけど、そんな彼らと一緒にバレーしてるのはきっと誇らしいだろうし、褒められたり認められたりしたら本当に嬉しいんだろうな。木下君とノヤっさんの稲荷崎戦のやり取りは激アツだった。稲荷崎戦で1番好き。

・激アツといえば、アオリ文の特集で古舘先生が最終回のカラー、担当さん方も書きたいこといっぱいあっただろうに、あえて何も入れないのが激アツだったと書かれてたけど、本当に、本当にそれ。そういうとこ、本当にシビれる!!

・「気持ち」「根性」「メンタル」「楽する」抽象的なことを具体的にきちんと作品に落とし込んでるというか、実際どう動くとそういう状態になるっていうのをHQでは可視化してると思う。なんか、HQは実用書読んでる気分になるなと思ってたけど、やっぱりそういう要素あるんだなと思った。

・渋谷ジャックのポスターめちゃくちゃ格好良くて欲しかったから、全部載っててガッツポーズした!嬉しい!やっぱりカッケー!!


まだまだ沢山あるのですが(笑)全然纏まらないので一先ず終わります。
クロニクル読んで色々と自分で感じて、考えたことをsissoukanのお話の中で表現できたらと思います。
とりあえず、木兎さんの解釈を改めないといけないし、AND OWL!は既出の部分を少し変えます。木兎さんはそんなに甘っちょろくなかった。
これからも執筆に努めてまいりますので、今後とも宜しくお願い申し上げます!


2022.09.30  あさつき

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