運命の女
□悪魔の目覚め
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半年前、某国の研究所…
むせ返るような不快な鉄の臭いが漂い、床には殺された研究員たちの死体が白衣を血で染めながら無情にも冷たく横たわっていた
そんな彼らをまるで存在しないかのようにアダムと言う男は一瞥もくれず、小振りのガラス瓶に収められたあるものを見ていた
それはエメラルドグリーンに近い色で星屑が入っているかのようなキラキラと光輝いていた
男はそれを愉快そうに眺め、歪んだ笑顔でかつての友を思い出していた
「楽しみだ、なぁ…次元」
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