新王子様裏Room

□聖なる夜〜恋人と過ごす特別(VIP)な時間〜
2ページ/11ページ

「くっいいんじゃねぇんか?
遠野(お前)はセンス良さそうだし
協力するぜ?そしたら薄い糸(プラスチック)と
見繕った貝とメインにするターコイズ(石)を
選べや?全体のバランスを考えて
大中小を散々(ちりちり)に混ぜると
綺麗な螺旋が作れるぜ?桜貝もワンポイントに
なるし入れるのがお勧だぜ?」


「そうだな…じゃあ選ぶぜ?
お前は何か買い物はねぇのか?選び終わったら
修のプレゼント(これ)のお礼に付き合っても
良いぜ?」


「あ?そうだな折角だし
ぷらっとすっか?
ボディミストとフレグランスを
切らしてたんや?
遠野(お前)のお勧めでも選んで貰うか?」


「くくっ良いぜ?お前に似合うヤツを
ちゃんと選ばさせて貰うぜ?
じゃあ今後の予定は決まったな?
少しだけ待っててくれ。
会計を済ませてくる…」


「あぁ分かったし。向き合いのカフェで
飲み物を選んでる!お前も何か飲むか?
ついでや。買っておくぜ?」


「あぁワリィな?大曲(お前)に任せる…」


「あいよ。じゃあ向き合いで待ってるぜ?」


「あぁ行ってくる。」


大曲の背中を見送ると
レジへと足を進めたーー
数分して会計を済ませるとカフェに向かう
大曲が選んだ飲み物はまさに俺の
飲みたい物で事前に下調べでもしているのかと言う位好みの物だった
ゆっくりとエスカレータを登り
大曲の買い物に付き合い終え、
宿舎棟に戻るーー
同室の君島は管理棟で寝泊まりをしていて
今は俺一人の自室にて大曲を向かい入れる


「良いぜ?入れよ大曲ーー」


「!君島は相変わらず忙しいそうだし
今は1人で寝泊まりしてんやろ?
修二に聞いてたぜ?」


「気楽で良いぜ?自分のタイミングで
色々出来るしな?!くくっ俺の匂いに
酔ったか?大曲ーー」


至近距離に詰めと後退る大曲ーー


「勘弁しろしっ///んなわけねぇよ!
俺りゃ修二と同室だからな?
普段の2人部屋が1人やとえらく広く
感じるんやって思っただけだし…
ほれぼさっとしてねぇで早くやんよ?
机ちょっと借りるぜ?遠野ーー」


「くくっ大曲(お前)も揶揄いがいがあるな?
真面目だから余計弄りたくなるのは
俺の本質か?」


長い指先で顎を辿るーー


「‼!おい!遠野…っ!
遊んでる場合じゃねぇし?
早く座れや!修二が帰ってくる前に
完成させなきゃなんねぇんだろう?
袋から糸出しては配列考えろし!
貝同士の組み合わせ次第でどうとでも
なっちまうしな?慎重に考えろよ?」


「分かってるよ。ちょっとしたお約束だろ?
じゃあやるか?」


そう返答すると袋を開封し
机の上に品物を並べるーー
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ