新王子様裏Room
□ゆったりホリデーイベ後日談その2
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「……っ!!はの…遠…野…さん…?」
「後輩の試練だぜ?恒例のな(笑)
参加しなきゃ……ヒｰハッ!処刑の
実験台にしちゃうよぉ♪」
「……うぅ〜…ほんま…無礼講やて…
何でもアリなんでっか?ちょう…
処刑の実験台ゎ勘弁してくれなっせ……
遠野さん……」
「ふん。じゃあ強制参加だよなぁ!」
「しがないでっすやろ?
まぁ…あまり自信はおまへんけど…
ええですよ?」
「じゃあ5人やからぁ…ゆっくりと
時計回りに5回してみよか?
したら今度は逆に5回で自分らの手元に
あったもんを“せぇの!”で一口屠る…
皆ーー準備ええか?ほんなら行で!」
【1.2.3.4.5!はい次やーー
1.2.3.4.5!!】(全員)
「ほいじゃあ一斉ので行で?」
【一斉の‼!】
「?ぅん…普通やな!竜次?お前は?」
「変わらねぇし…上手いヤツや…
越知ーーお前はどうよ?」
「……普通だと思うぞ?遠野?」
「あぁ甘たっるいだけの感じだ!
毛利ーー?お前はどーなんだよ!!」
「?よー分からんけど…普通や思いまっせ?
飲んでーーみよります?」
口元に出されたグラスを受け取り
それを一口屠るーー
「‼!は?おい!お前…(コイツ…まぢか…)」
「??何の事でっしゃろ?普通やろ?」
「?遠野…どうした?
顔が少し紅いようだが……」
越知に視線を移すと首を左右に振り
その深青色(ディープブルー)の瞳を見上げるーー
「?お?何やーー当たりは篤京(アツ)かいな?」
更に首を左右に振るーー
かぁっと一気に熱くなった喉で
声を上手く吐き出せないーー
「?ちゃうんかいな?なんや
オモロイ思うたんけど…
全部普通やったんか?」
再び首を振るーー
強引に修の腕を引く俺ーー
「?篤京(アツ)…?何や?言いたいんか?」
「?遠野さんさっきから変やんなぁ
どないしはったんでっか?」
『−−ぐっ///毛利(コイツ)‼本当腹立つ!
こんなに苦ぇのに顔色一つ変えねぇ…
てめぇのせいだって突っ込みてぇけど
上手く言葉が出てこねぇんだよ‼』
「?篤京(アツ)?ほんまに変やで?」
「…っ///ふぁ…修ーーお前が飲んだやつで
良い…から…‼こっちに貸せ!!」
「?はぁ///何やソレ‼お前…その声ーーっ‼
ほんまにどないしたん?」
「///っ…何か変な息遣いしなかったか?
艶めいた感じの…?」
一気に渡された冷甘酒を飲み
一息吐く俺ーー