新王子様裏Room
□ゆったりホリデーイベ後日談その1
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「…修二…準備は出来ましたよ?
始めて下さいーー」
「ほいじゃあ初めて見よか?
まずは……」
竜次の背中を押すーー
『…っ?俺かよ?ち…しゃーねぇなー…』
小声で答える竜次の髪を指先で纏めて支えるーー
無言で唇の脇にキスを落とす竜次ーー
「−−?……これは…大曲くんですね?」
「⁉…あぁ…そうだ…まぁ…流石に俺は
バレんだろう?髭の感触は
隠せねぇし…」
「君島(サンサン)お見事やね?」
「ふふ…当然の事ですよ?」
『続いては…っ!篤京(アツ)いっときぃ?
ええやろ?2人共…』
同時に頷く2人を視線に移すーー
『髪ーー支えよか?篤京(アツ)?』
『−−っ///触んなつってんだろ!修ーー
自分でやってやるよーー?!』
『?お…珍しい…遠野さんが反応しよった…』
『あぁまぁな…確執があるからな(笑)』
『え?そうなんでっか?』
『うるせーな///余計な事
言ってんじゃねぇよ!越知ーー!
じゃあ…行くぞ?』
少し距離を取って微かに触れるくらいの
距離で柔らかくキスを落とす篤京(アツ)−−
『?ありゃ?意外でっせね?
そんな感じなんでっか…遠野さん…』
『くくっ…がっつくタイプに
見えよるやろ?意外と控え目何よね?
篤京(アツ)は……』
『−−っ///黙れ!修‼!』
「……ふむ…これは遠野くんですね?
興味がない事に淡泊なのは
キミの特有の性格ですから…」
「おお〜〜!流石の君島(サンサン)や…
篤京(アツ)ん事…よー理解しとるゎ…
正解やで?ほんまに凄いなぁ〜〜…」
「ダブルスパートナーってカタチだけや
ないんでっせね?」
「当然ですよ?遠野くんとは
ダブルス組んでから長いですからね?
一番近くで見ているので…
外す訳には行きませんよ…」
得意げに緩む口元ーー
『−−次は…月光(ツッキー)どや?
色々な意味で外せん所やろ?』
『ふむ…そうだな…それでは俺が
行かせて貰う…』
すると後頭部に掌で包みキスを交わすーー
『?!っ///あほか!触れたらバレるって
気づいてへんのかいな?
リアル辞めやてぇ月光(ツッキー)…
はぁ…あかんゎ…多分……』
寿三郎(さぶ)の背中で顔を隠す俺ーー
上側から髪を覆う柔らかい癖毛ーー
「…月光ですね?それ以外考えられません…」
「−−ふ…正解だ…育斗ーー!」
『…何で勝ち誇っとるんや?月光(ツッキー)
完全に趣旨ズレとるやろ?
もしかして加えたらあかん
パターンやったん?』
『でっしゃやろ…まぁええですけど…』
顔を見合わせる俺達ーー