新王子様裏Room

□ゆったりホリデーイベ後日談その1
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至近距離まで近付いて
その灰色(グレー)の瞳を見上げる


「!!?ーいきなり何ですか?修二…」


警戒色を促す瞳で見返される視線ーー


「…なぁ?君島(サンサン)…
俺と交渉してみぃひん?」


その言葉に妖艶に揺らぐ
灰色(グレー)瞳ーー


「ほぉう?修二ーーキミから
交渉と言う言葉が出るのゎ
珍しいですね…良いでしょう…
話して見て下さい……」


「ほんまに?じゃあ話すで?
俺自身の憶測やけど…
君島(サンサン)は俺らの事を
知り尽くしとるゆう前提で
話を進めさせて貰うで?」


「!?良いでしょう…何ですか?」


「……今からゲームをしよう
思うんやけど……」


「…交渉でゎなくゲームですか?」


「あぁそうや。交渉のゲームや
ええか?君島(サンサン)今からお前に
月光(ツッキー)に軽く目の周りを
手ぬぐいで隠して貰ろて…
そいで…ここの居るメンバー全員が
不定期にキスしていく…
お前の感覚だけで相手を
当てよって独りでも間違えたら
そのバスタオルをとって貰うでーー?
逆に全員パーフェクトであれば
これ以上は俺ゎ何も言われへん…
プレッシャーに打ち勝つゲームや
どーや?やってみる気あらん?
精神力(メンタル)を鍛える
トレーニングも出来るんやで?」


「ひやぁっはっはっはっ!
面白れぇ提案だな!修ーー
俺ゎ乗ってやるぜ?」


「せーけどそれ君島(キミ)さんゎ
何の特にもならんとちゃいます?」


「……そうでもないかも知れないぞ?」


「え?どうゆう意味でっか?
月光(つき)さんーー…」


「…自分の把握してるラインを
再認識出来る…それゎ今後の
交渉の手段が増えるとゆう訳だ…
自身にプレッシャーをかける事で
窮地に合った時に新たな選択肢を
提示出来るのは大きいと思う……」


「?そうゆうもんでっか?」


「…まぁ100%とは言えないが…
まず……育斗なら……」


「良いでしょう。受け入れましょう…
私の認識がどこまで正しいのか
知りたいので……」


「…じゃあ交渉ゎ成立でええんやな?
竜次ーお前ゎ参加どうするん?」


「どっちでも良いし…」


「じゃあ参加やな?ちなみに
寿三郎(さぶ)と月光(ツッキー)は
強制参加やで?準備出来たら
君島(サンサン)が月光(ツッキー)に
声掛けたらスタートや…」


「…月光…お願いします…」


「良いのか?本当にやるぞ?育斗…」


「えぇ…お願します…」


その返答と同時に手元のタオルを持つと
ゆっくりと君島(サンサン)の目元を
ぐるりと一回りして軽く結ぶ
月光(ツッキー)を視界に映したーー
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