旧王子様裏Room

□ClassMetoだからこそ。。。
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先に進みたい葛藤と境界線の狭間ーー
越えてゎならんその一線で
踏み留まる事ーー
制御機(リミッター)の枷が外れた
その瞬間ーー今までの関係でゎ
居られん恐怖が俺を蝕んでいくんじゃ


「……のぅ丸井よ…今夜ーー
俺のとこにきんさい……」


「?!おぅ…勿論だぜぇ…夕食の後か?
何時もみたいにゲームで勝負か?
俺お前に負け通しだからな…
今夜ゎ負けねぇぜ?」


非情にもその制御機(リミッター)の
枷ゎ脆くも崩れ落ちるーー
その音を確信した瞬間じゃった……
独り呆然と部屋で待機ーー
同室の樺地には席を外すように伝えて
求めるその姿を待った
夕食後の出来事ーー
俺の隣で飯を喰っとった柳生が
突然話し掛けてきたーー


「−−仁王くんあの…
少し聞きたい事があるんですけど
良いですか?」


神妙な面持ちで覗き込まれて
一瞬胸がざわついた


「(平常心じゃ、平常心)のぅ?何じゃ?」


「ーー丸井くん何ですが…
至極たまに無防備な瞬間があるでしょ?
その瞬間ー私は不意に瞳(め)を背けて
防衛本能を出してしまうんですが
仁王くんはどうしているんですか?
仁王くん(キミ)は私と違って丸井くんと
居る時間が大いに多いので参考までに
対応を聞かせて頂けたらと思ったもので…」


「?ほぅそれはお前さんも
丸井を意識している瞬間があると
認識して良いのかの?」


「−そうですね。
ご想像にお任せします…」


含み笑いを浮かべる柳生ーー
その意図を汲み取った上で口上するーー


「どうしてるかか…
本人の認識と行動が違う場合は
そうじゃのぅ…雰囲気に便乗して
乗っかってみるって所じゃな?」


「ーフフッ。その選択肢を取るのは
仁王くんの性質でしょうね…
そのような大胆な行動は私には
難しいかも知れません…」


「そうかのぅ?まぁあくまで
選択肢の一部ってとこじゃから
気にしなくてえぇ…」


「−いえ。参考にはなりました
やはり仁王くん(アナタ)に聞いてみて
良かったと思っています…」


「ほぅか……」


「では私はこれで失礼します…」


ーその言葉が必然じゃとしても
偶然じゃとしても大きなきっかけには
なったと思えた。。。
思い返す記憶早々に尋ね人の姿を
視界に移したーー


「おーい!仁王来たぜぇ?
今日は何する?」


ーこの無意識の行動が
更に俺を追い詰めていく
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